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20153/2

友達と事業するならどっち?(株式会社とLLPの比較)

個人が起業を考える場合、大体の人が、

 

個人事業→株式会社 

 

をイメージすると思います。

 

一人で事業をする場合には、このパターンが主流であることは間違いないでしょう。

 

では、友達やパートナーなど二人以上で事業を行いたい場合はどうでしょうか。

この場合には、以下の3つの方法があります。

 

①株式会社を作る

②合同会社(LLC)を作る

③有限責任事業組合(LLP)を作る

 

この中でも友達と行うような、比較的小規模の事業やプロジェクトの場合には、

株式会社でなくLLPを用いることがあります。

 

それでは有限責任事業組合(LLP)とはどんなものなのか、

株式会社と比較をしながら明確にして行きたいと思います。

 

まず、有限責任事業組合ですが、

2005年8月1日に創設と比較的新しい組織形態となります。

 

大きな特徴として、

 

①有限責任 (出資額の範囲までしか責任を負わない)

②経営の柔軟性 (利益の分配や権限の配分を自由に決められる)

③構成員課税 (LLPで生じた損益はLLP自体に課税がされるのでなく、利益の分配を受けた組合員に課税される)

 

の、3つが挙げられます。

 

これらの特徴から異業種間、専門分野をもつ人材の連携など、

共同活動がしやすい組織形態となっております。

 

それでは、このLLPが、具体的に株式会社とどう違うのでしょうか。

比較表にまとめてみました。

 

以上の様に、

株式会社と比較した場合に、

 

設立費用の安さ、

利益の分配の自由度、

組織に課税されるのでなく個人へ課税、

均等割がかからない、

 

など、株式会社を設立するよりも費用面、運営面で手軽な部分があります。

 

このため、友達同士で共同事業を行う場合などには、

LLPを選択するという事は充分アリだと言えます。

 

ただし、経営の柔軟性ゆえ、構成員同士の利益配分や権限の分配のみでなく、

経費の使い方、意見が違う場合の方針の決定方法など、

内部自治をしっかり行わないと組織が立ち行かなくなる可能性もあります。

 

特に、経費の使い方ですが、

 

一人の構成員が経費を使う分配利益が減る 

となるため、交際費、交通費、資料代などどの範囲までを経費とするかなど

明確な取り決めをしなければならないでしょう。

また、

LLPの財務諸表の作成→利益の確定→利益の分配→構成員ごとに確定申告が必要

と、

経理処理が煩雑となることにも注意が必要です。

 

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